事例紹介

経営支援

医療法人H(総合病院・220床)

背景

減収減益が続き、経営を立て直したいが大半のスタッフが経営に無関心な状態で、どのようにアクションを起こせばよいか困っていた。

実施事例

1)経営診断および業務実態調査

現状を把握し経営の本質的問題点を見出すことを目的に、外部・内部の環境分析およびフィールドインタビューを実施。

財務分析

マーケット分析

7S概要(支援前)

アンケート調査

2)管理会計システムの構築

病院全体の経営数値と各部門の活動指標が連動していたかったことから、部門ごとに生産性が把握できる管理会計システムを構築、その活用手段として医療版BSC(バランストスコアカード)の仕組みを整備。

管理会計システム※

バランストスコアカード

※画像は厚生労働省分析調査のサンプル図です

3)実活動の支援

構築した仕組みを使い、病院が進むべき方向性から今日・明日何をするべきかのアクションプランまで経営幹部層ならびに部門責任者へ活動支援を実施。

結果

  • 全職員の経営意識が平均0.6ポイント上昇(5段階評価)
  • 収入増+費用減により増収増益に転換(数値は非公表)
  • 変革を続けるという風土に変わりつつある

人材不足対策

株式会社Y(有料老人ホーム・デイサービス・訪問介護等、介護サービス12事業所のグループ)

背景

事業拡大を続け地域に認知されるようになってきたが、離職増と採用難から人材不足に陥り、スタッフの業務負担が深刻化していた。

実施内容

1)募集方法の見直し
  • 募集対象(斡旋所、紹介、学校等)や応募要領・条件の見直しを実施。
2)人事評価制度および賃金体系の見直し
  • 入社時賃金(初任給)および昇給システムを再構築し、応募予定者が入社後の勤続収入が明示できる仕組みを整備。
  • 評価制度を見直し、人事評価と賞与・昇給の連動性を厳密にルール化。
  • 非正規職員についても昇給および賞与制度を導入。

賃金設計

昇給シミュレーション

結果

  • 採用人数についてはわずかの増加が見られ、支援直後では効果は限定的
  • 採用コスト(投入時間・紹介手数料・広告宣伝費)は前年度比15%以上改善
  • 離職率は前年度比10%以上改善

職場環境改善

医療法人S(医療機関1、介護事業5、福祉事業1のグループ法人)

背景

事業拡大に伴い職員数が大幅に増加する中、組織を束ねリードするスタッフの育成に苦心していた。

実施事例

1)メンタルトレーニング

育成対象を5名選定し、脳機能の基礎知識を習得していただいた上で、「Yes,But法」や「有無無有法」といった物事を肯定的に捉えるトレーニングをマンツーマンで実施。

2)コーチング

1)と同じ対象者に、自己内面の掘り下げと価値観・性質の気付きを目的にセルフコーチングを実施。自分らしさを言語化し肯定と確信を得た後、自分にしかできないリーダーシップのスタイルを確立していただいた。

コーチングの実施フロー

結果

特に人間関係のストレスや管理職であることに対する抵抗感に関して改善が見られた。

受講者の感想(一部抜粋)

  • 「今まで気づかなかった自分自身の価値観や性質を知ることによって、スタッフとのコミュニケーションに自信がついた。人間関係について悩むことが少なくなった。」
  • 「自己肯定感を満たすことで、他者を認めることができようになった。結果として、他者とのコミュニケーションにストレスを感じることが少なくなった。」
  • 「以前まで物事に前向きになれず、管理職になることに抵抗があった。自身の価値観や自分らしいマネジメントスタイルについて考える機会を作っていただけたことで、管理職の立場に責任と誇りを感じられるようになった。」